これぞ、「番町皿屋敷」のお菊さんダ~!!

画像体内エネルギーのみで越冬する野生生物に習い野歩きや力仕事で熱確保!
■寒波が緩み快晴となった2月2日の午後、自宅裏の愛宕山を徘徊?した。久々の暖かな太陽光に包まれて、コスミレ・ナズナ・ホトケノザ・オニタビラコが早くも花弁を広げている。収穫直前の伊予柑畑に挟まれた細い野良道を歩いていると、何かが足元から舞い上がり背中側にヒラヒラと飛んで行った。着陸した辺りに目を凝らすとムラサキシジミ♂だ。ピッタリ閉じた翅裏は渋く目立たない茶褐色で、じっとしていると周辺の枯れ草に同化して見事なカムフラージュ効果を発揮している。■彼らの幼虫の食草はブナ科のアラカシやコナラ。両木とも愛宕山に多いので結構遭遇していた蝶だが、越冬中の成虫個体は私にとって珍しく、その場に屈みこんでジックリ観察・・・強い風が吹いてくると風上に翅を横倒しにしてやり過ごし、風が凪ぐと今度は翅をソ~ッと開いて、表側の素晴らしい瑠璃色鱗粉を輝かせて日光浴。厳しい冬将軍と戦ってきたのだろうか、翅縁に欠刻が目立つ。■西伊予地区で成虫越冬する蝶は、ルリタテハ・アカタテハ・キタキチョウ・ウラギンシジミ・テングチョウ・クロコノマチョウなどがお馴染みさん。ムラサキシジミより少し大型で尾状突起が自慢のムラサキツバメ集団越冬するので有名。■一方、硬い蛹のカプセルを纏って越冬する蝶もいる。左写真のジャコウアゲハはその代表選手。吐き糸で体を固定し前かがみになった蛹の形が、かの恐怖怪談;「番町皿屋敷」で、後ろ手に縛られて折檻される哀れなお菊さんの姿に似ていることから<お菊虫>と異称されている。食草のウマノスズクサから毒を精製し、甘酸っぱい麝香臭を振りまく、この上ない美蝶ゆえに、妖艶にして無実の罪を晴らさんと亡霊化したお菊さんを彷彿させるに充分な、奇怪で優美なサナギに貴方も野歩きで是非出逢って見て下さい。■その他、渡り蝶;アサギマダラのように、キジョラン等のガガイモ科の葉を食べながらイモムシのままで越冬する蝶も。オオムラサキやゴマダラチョウなどは幼虫状態で落ち葉の布団を被って越冬。又、ウスバシロチョウなどの高山蝶は卵で越冬するものが多い。■地球全体を灼熱地獄化しながら、化石燃料を過剰に使って暖をとる私たち人類は、体内エネルギーのみで極めてエコロジーに冬を越す野生生物を大いに見習わなければ成りません。さんきら自然塾は現在、結成15周年。癒しを求め分類に凝るだけの不自然観察会が横行する中、身近な共生の仲間たちへの<<恩返しアクション>>に熱くTRYしましょう!!

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この記事へのコメント

さくらんぼ
2013年05月14日 11:18
自然の逞しさに感心しました(*^^)v
さくらんぼ
2013年05月14日 11:21
自然の逞しさに感心しました(*^^)v